向日市文化資料館では、和紙文化に触れる体験イベントを実施後、3日間の和紙文化教室を開講しました。
■体験イベント
6月22日(日) 10:30~12:00
昭和初期に向日町(現在の向日市)に来住した、和紙研究家・寿岳文章(じゅがくぶんしょう)。寿岳夫妻の功績やその居宅で現存する「向日庵(こうじつあん)」(国登録有形文化財)について説明を行いました。
説明ののち、寿岳夫妻が行った自家出版「向日庵本」について、夫妻が自ら1冊ずつ手彩色をしていたことにちなみ、和紙はがきに色鉛筆で彩色する体験を行いました。
- 寿岳夫妻の業績、向日庵についての説明
- 和紙に思い思いに彩色
■和紙文化教室
7月23日(水)10:00~12:00 13:30~15:30
1日目は、西向日住宅地に居宅・向日庵が現存する寿岳文章の業績や、紙の歴史などについて説明を受けた後、和紙の主要な材料である楮(こうぞ)の皮を剥き、チリを取り、繊維を叩きほぐしてトロロアオイを加え、型に原料を流して紙を作るという本格的な紙漉き(かみすき)の体験を行いました。
- 楮の皮剥き
- 木槌で叩いてほぐす作業
- 本格的な紙漉き
- 和紙を紙に貼り付け、乾燥
■7月24日(木)10:00~12:00 13:30~15:30
2日目には、1日目に自分で漉いた大判の和紙をうちわの形に切り抜き、竹の骨にのりで丁寧に貼り付けました。余分な部分を骨ごと切りとり、縁を帯状の和紙で補強すればうちわが完成。
完成後、講師から和紙文化について説明がありました。第1回参議院議員選挙の投票用紙、紙製の衣装などが紹介され、和紙の強さや保存性の高さなどの特徴を参加者は熱心に聞いていました。
- はけでしっかり糊を引く
- 型紙に沿って骨ごとカット
■7月25日(金)10:00~12:00 13:30~15:30
最終日は、地元の書家の指導による書道体験を実施しました。墨の材料やすり方を学習した後、硯の使い方を教わり、基本的なカタカナの文字「コエ」についてお手本を見ながら習字用紙に書きました。その後、自分で漉いた和紙に書く字を考え、何度も書いて納得いくまで練習しました。その後、自作のはがき大の和紙、和紙うちわに思い思いの字を筆で書き入れてもらいました。
最後に、講師から昔の向日町の様子を聞いて、3日間の和紙文化体験教室が終了しました。
- 「コエ」の書き方
- うちわに字を書く
■実施内容の詳細










